若い夫婦のレッスン。最近、籍を入れたとの報告を受け、末長い幸せを祈るばかり。
このお二人、並びでレッスンしているインストラクターからこちらに転向してきた。お二人とも半年以上もレッスンを受けているのにかなりのアウトイン。クラブが外から入ってくる初心者の典型的なスイング。
半年もこのアウトインを直そうとしないのはどうしてか不思議である。当然、スライスに引っ掛け、トップにダブり。ミスの総合商社。
お二人にアウトインの現実をお伝えして、自覚をしてもらうところからスタート。ご本人も気にはなっていたようだが、レッスンでは振り子の動きについてばかりの話でどうしていいかわからなかったそうである。
クラブがトップから最短距離で降りるための体の動きをスローで感じてもらい、矯正を施す。初めての感覚に驚きの連続で、へぇーを連発。
1ヶ月もしない内にクラブの軌道は修正され、体の回転に即してクラブが振れるようになり、インパクト音が心地よい音にかわる。毎回、レッスン後は気持ちよかったとおっしゃって帰られるように。
前回のレッスンで奥さんが別の場所でもレッスンをしているのかと尋ねてくるので、移動するのかなと思っていたら、会社の同僚に私のレッスン受けるように勧めてくれていたよう。感謝、感激である。
教える仕事をしている者にとっては最高の褒め言葉である。ますます、がんばろうと思ったひと時であった。