先日のドライバーの低空飛行で苦しんでいる生徒さんの悩みを解決。
テイクバックで右足に強く乗ってしまうクセがある。
自然とバックスイングでスエーしてインパクトではロフト角が０度近くなる。
ドラゴン選手でも５〜６度のドライバーを使う。
１０度以上もあるドライバーのロフトをほとんど消してインパクト。
神業である。
放たれたボールは血を這うように飛んでいく。
高いボールを打てる気配はない。
さらに右プッシュとスライスのおまけがもれなくついてくる。
アイアンがしっかり打てているだけに残念。
先週のレッスンではアドバイスがことごとく裏目に。
最後は空振りまで出てしまう。
スイングしている本人も切ないだろうが、教えている方もたまらない。
今回は先週のリベンジである。
軸ブレを起こして、低空飛行を繰り返す人のための強烈な特効薬を見つけ出した。
それは手首のヒンジの動きを積極的に入れてもらうこと。
インパクト直前から左手の甲を背屈側に積極的に折っていく。
見た目にはインパクト付近で手元をベットが追い抜いて行くように見える。
よくフリップなどと言われる動き。
フリップは悪い動きだと言われる劇薬。
劇薬は使い用である。
悪い動きを相殺するのにもってこいの薬である。
結果は、
低空飛行からおさらばして、かなりのご満悦。
いい顔で帰っていかれた。
一件落着である。
手打ちスイングの矯正にはかなり頭を使うのである。
めでたし めでたし
