前の職場にはLINEワークスが導入されていた。
元来、仕事が嫌いな私。
自分のスマホにLINEワークスが入っているのに吐き気。
休みの日であろうが、就寝時間であろうが、ひっきりなしに連絡が入る。
苦々しい思いでアプリを睨むこと何千回か。
ところがである。
嫌い嫌いは好きのうちなんて言葉がある。
いつの間にか、スマホを持つと無意識にLINEワークスを見るように。
休日でも暇であれば眺めて時間潰し。
『あーあ、あやつ事故りやがった』『かわいそうに』
『上司がキレてるぞ』
『あいつ明日えらい目に遭うな』
なんて人の不幸を見て、楽しむように。
テレビのワイドショーより興味深い。
そんな生活を何年か。
今年LINEワークスを引退することに。
サブスク生活をするため引退することに。
会社からLINEワークスのアクセスを切断された。
やっと解放されたと清々した。
が、なんだか寂しい。
暇になると無意識にLINEワークスを探す右指。
LINEワークス中毒である。
タバコをやめた時の右手のように。親指がプルプル。
関西に舞い戻り、サブスク生活がスタート。
入会手続きだの、
料金の支払いだの、
ラウンド予約だの、
トラブルでの連絡だの、
兎に角、面倒臭い。
初めは慣れない作業にイライラ💢
意味のわからないルールがうじゃうじゃ。
いちいち説明を探して、読書タイム。
LINEワークスに打って代わり、
サブスクの予約ページを毎日何回も眺めることに。
多い日で10回以上は覗くことも。
一カ月もこんなことをしていると、
手持ち無沙汰になれば、サブスクホームページに。
用事もないのにとりあえず覗きにいくように。
スマホを開くとまず、サブスクへ。
予約ページに。予約状況の確認。
一人予約の状況を眺める。
どんなメンバーが予約しているか。
『あの人の枠には誰も入っていないな』
『可哀想に、キャンセルになるな』
なんてブツブ言いながら時間潰し。
ほとんどLINEワークス状態。
先程も暇でホームページを無意識に開いていると、
来週の月曜日に人気のZカントリーが空いている。
慌てて、予約を入れてご満悦。
LINEワークスで鍛えられた親指、
ここに来て役に立つとは。