どうもはじめまして
ローズフランキーと申します。
中学受験指導の世界に身を置いて
四半世紀。
指導した生徒は1万人超え。
所属した塾、家庭教師、個別指導等の
組織は10箇所以上。
中学受験指導界の
流れ者
でございます。
現在は東京の進学塾に潜伏中。
過去には関西での
指導経験もあり。
珍しいところでは
ヨーロッパの進学塾にも
いたことがあります。
今回は手始めに
ヨーロッパでの指導体験を
お話ししましょう。
ヨーロッパの進学塾
ヨーロッパでは日本の企業に勤める
駐在員の子供を指導。
大手企業は入社するだけでも大変なところ
さらに海外勤務になると
そのエリートの中でもさらにエリートが
ヨーロッパの駐在員になるそうだ。
それはそれは
お父さんの学歴は
凄まじいもの。
A君のお父さん
開成、開成、東大
東の横綱ですよ!
B君のお父さん
灘、灘、東大
西の横綱だな!
当時の同僚とよく
こんな会話をしていた。
高学歴父さんがごろごろ
いらっしゃった。
優秀なお父さんの子供はよく出来ると
赴任当時は身構えていた。
ところが通ってくる子供の学力は
バラバラ。
偏差値30くらいの生徒から
70をゆうに超える生徒もいる。
あれ、日本の塾とあまり変わらない。
お父さんの力と子供の力は
比例しないんだなと思ったもの。
ところが指導を始めて一年もしてくると
ある法則に気付くように。
ある法則
塾に在籍する生徒数が
あまり多くないこともあり
お母さんと密に連絡を取ることが
しばしば。
日本の進学塾なら
ある一定の期間中に
面談を組む。
そのために多くて年4回
お会いするのが一般。
よく問題を起こす子供なら
会う機会が増えるが。
一年以上何度も面談を重ねると
お母さんのキャラクターが
把握できるようになるん。
顔だけでなく思考も子供と
そっくりだなと
思うことがあった。
思考が豊かなお母さんの子供は
本当に教えやすい。
入塾した当初はテストを受けても
思うような得点が取れないもの。
でもくじけずに粘り強く取り組み
理解あるお母さんの励ましで
最後は志望校に合格していく。
「この子は〇〇に向いているので
●●中学にします」
「え、もっと高い偏差値の学校を
目指せますよ」
「○○をさせるのでここでいいです」
子供のことをよく見ているなあと
関心したものです。
欲深い私は合格実績を気にして
上の学校を受けて欲しかったのだが。
逆の例も。
毎日電話してくるお母さん。
内容はいつも子供が家で
勉強をしないという内容。
毎日、子供が勉強しないことを
手紙を書いてくるお母さんまで。
どれだけ、暇なん?
さらに、テストが返却されると
成績が前回よりも良くなっていないと
クレームの電話を必ずかけてくる。
その度に塾側は適切な
アドバイスを。
アドバイス後に生徒に尋ねます。
「お母さんはアドバイス通り
やってくれているか」
と聞くと生徒がびっくり。
なんの変化もないとのこと。
そしてまた性懲りもなく
アドバイスを求めてくる。
こういった思考が貧しいお母さんの
子供は例外なく勉強が出来ない。
お母さんの思考は子供の成績を決めてしまう
日本ではパートに行くお母さんも
多いが
ヨーロッパではパートに行く
お母さんは皆無。
必然的に子供と接する時間が長くなり
お母さんの影響を受けやすい
環境下に子供がいることに。
ああ、そうか。
子供の学力にはお母さんの思考が
影響していることを
まざまざと見せつけられた。