どんどん姿を消す、福沢諭吉
今日は授業がお休みなので、食糧の買い出しに行きました。自然食品の専門店に行くようにしています。お目当ては国内産の無農薬野菜と果物です。スーパーの1.5倍〜2倍程度のお値段で、お財布が寂しくなるのを我慢して買い込みました。
高い食材を買う代わりに食事は1日に1食か2食。食べる回数を減らした分、食材はいい物を選ぶようにしています。体重は74キロから64キロに落ち、体脂肪率も27%から16%になりました。健康診断でも全ての数値がAになり完全な健康体に変身です。以前は肝臓の数値に黄色信号がともっていましたが、今では完全に回復しました。健康面だけでなく脳の働きが良くなり、頭の雲が晴れたように資格試験の勉強がはかどるようになりました。
伝説の男
憧れの野球選手の一人に落合博満という選手がいました。最近まで中日ドラゴンズの監督をされていました。現役時代は凄まじいバッティング成績で三冠王も獲得しています。
その落合選手がベテランになった頃、手元でボールが見えなくなってバッティングの調子を崩しはじめたそうです。ある医者に相談したところ食事療法と断食を勧められ、指示された通りに取り組んでいると昔のようにボールが見えるようになったそうです。食習慣が体に及ぼす影響は計り知れないと語っていました。考えてみれば、食べ物が私たちの体を作っているのですから当然です。こんなことに今まで気づかずに生きてきたのかと愕然としつつも、エピソードを聞いたのをきっかけに、真剣に食と向き合うようになりました。
毎日、弁当!ないわー
さて、受験学年になるとほぼ毎日塾に通うようになります。夕方から夜10時近くまで授業を受けています。当然、夕食は塾でとることになります。大半の生徒が受付にやってきて希望する弁当を注文表に記入していきます。
夕食時になると、弁当屋さんが何十食と大量の弁当を抱えて受付に現れます。そのほとんどの弁当が油物です。中でも人気No. 1は唐揚げ弁当です。1ヶ月間、連続で食べたと最高の笑顔で自慢している子供もいました。
夜は大半の子供が塾で弁当屋の油物。昼は給食を食べて朝は睡眠不足でほとんど食べ物を口にできないとなれば、どこで脳に良い栄養が摂取されるのか。見ていると心配になってきます。
甦れ、子供よ!
そんな様子を見ていてこれではいけないと思い、自分が体験した食に関することを授業で話すようにしました。食べ物が脳に与える影響は計り知れないと伝えると子供の顔は引きつりはじめ、油物は脳に悪影響を及ぼすことを具体的に説明すると、真っ青になっていました。
だんだん家で弁当を志願する子供が増え始め、栄養価の高い食材を弁当に入れるようにとリクエストする子供までいます。また、食に関心を持ち始めた子供は家でもお菓子を控えて、間食はナッツやドライフルーツを食べていると報告してくれます。頼もしい限りです。
食べ物を変えるだけでライバルに勝つことができると理解したようです。確かに周りを見渡せば食習慣に意識を向けているライバルが少なく、効率よく逆転できるチャンスととらえたようです。
今日も散歩をしているとたくさんの家族連れがハンバーガーショップで食を楽しんでいました。ほのぼのとしていい雰囲気だなぁと思いつつ別のことがふと浮かんでしまいます。何が浮かんだのかはご想像にお任せします。