試験申し込み
今日はいつもより早く家を出て、資格試験の受験申し込みをしてきました。試験の申し込み期日が今日までということで、ぎりぎりの申し込みになります。
正直、今回の受験はどうするか迷いました。自分の実力が合格レベルに達していないからです。範囲の学習は一通りは終わっているのですが、合格点を取れるレベルには達していない。どう考えても今年の合格はありえません。数週間前に見送ろうと決心していました。
本心の馬鹿野郎
ところが決心したにもかかわらず落ち着きません。一旦決めたことをまことしやかな理由でくつがえしても、本心はなかなか許してくれません。「今年は受験しようと決めたのだからどんな結果でも行け」と訴えてきます。本心とは厄介なものです。
本心の訴えに負けて、しぶしぶ九段下にある東京法務局まで行ってきました。最終日の受付にもかかわらず沢山の人が駆け込みで申し込んでいます。やらなければならない事を後回しにしたか、同じように勉強不足で受験するか悩んだ人達です。どちらにしても実力者ではありません。多分この遅い番号からは合格者はほとんど出ないでしょう。
受験会場の空気
当然、受験日にはこの人達と同じ教室で受験することになります。教室は緩い空気が流れることが予想されます。今回はお試し受験で、経験を積むための記念受験組が多数存在するからです。私も偉そうなことを言っていますが、その一員です。
中学受験会場も教室によって空気が違ってくるものと思われます。早い受験番号を確保すると、環境の良い教室で受験できます。ぐうたらな親は出願の締め切りギリギリまで放置して、塾から矢のような催促をされてやっと出願する。そんな保護者の子供は早い受験番号を持っていませんから。
ぐうたらな親の子供も結構ぐうたらだったりします。親の行動パターンを学んでいるからです。宿題提出の期限が守れない。忘れ物をする。塾からの手紙を保護者に渡せない。授業中はおしゃべりをして他の人の邪魔をする。机の周りは私物でぐちゃぐちゃ。挙げればきりがありません。
遅い受験番号の教室はこんな子供で溢れかえっています。教室に流れる空気は緩く、試験会場とは思えない騒々しさ。まともな受験生が実力を発揮できるような環境ではありません。なかにはケンカを始めて退室を命じられる子供までいます。
蟻の穴から堤も崩れる
合否を決するのは目に見える偏差値だけではありません。目立たない些細なことで決まってしまうものです。本人の実力よりも上の学校をチャレンジ受験する時は出願をするかどうか迷うものです。迷いが生じると出願のタイミングが遅れることがあります。迷いは禁物です。受験の確率が少しでもあるなら直ぐに出願しましょう。良い環境を確保することが最優先事項です。出願していて受験を見送ることは出来ますが、その逆は出来ません。
膨大な時間と大金を費やしてしっかり準備を整えてきたのに、最後の肝心な入学試験の本番で環境に恵まれずに第一志望校と縁がなくなるのはあまりにももったいない。そうならないためにも早いうちから動いておくことを強くお勧めします。