ゴルファー、増えてるやん
今日はゴルフに行ってきました。コロナ禍で室内のスポーツが自粛傾向にある中、感染のリスクが低いためゴルフを始める人が増えています。平日にもかかわらずたくさんの人がプレーを楽しんでいました。
大抵のプレーヤーは最新のゴルフクラブをカバンにさしています。私はといえば15年も前のものを使い続けています。ゴルフクラブの化石のようなものでプレーしていました。ちょっとした哲学があり、スイングがしっかりできていればゴルフクラブはどんなものでもいいと。
努力哲学、崩壊
しかし今日、その哲学が崩壊しました。最新のゴルフクラブを借りてプレーしてみると長年苦手だったドライバーというゴルフクラブが打てるではありませんか。テクノロジーの進化の恐ろしさを感じました。
古い考えに縛られて、何年もこだわり続けることがいかに愚かなことであったか。長年ドライバーで苦しんだのが嘘のようです。周りのアドバイスを素直にうけいれていればもっと早くにストレスから解放されていました。
受験戦士ガンダム
私自身、第二次ベビーブームの真っ只中に生まれているので、受験戦争でした。小学校の全校生徒は1000人を超えていました。運動会は二日にかけて実施され、文化祭に至っては年毎にお休みの学年が設けられていました
中学入試となると競争率が高く、平均して4倍弱はあったと記憶しています。滑り止めのような概念がなくほとんどの学校が3月1日に実施していました。受験戦争に勝ち抜くためには根性と忍耐が必要で、ひたすら塾の宿題と格闘していました。
いまだに覚えていますが、私が通っていた塾の理科の先生が巻頭に載っている表を次回の授業までに30回写す宿題を出したことがありました。生徒の一人がカーボン紙を宿題ノートの間に挟んで複製しながら取り組んでいました。直ぐに先生にバレて、廊下に立たされていたことがありました。今から思うとその当時は、こんな無駄な宿題を課すつまらない先生がいたものです。
ガラパゴスの優等生、塾
努力と根性で受験は合格するとの思い込みからくる暴挙です。そんな古い考えがいまだ塾には残っています。
もう努力と根性の時代は終わりました。これからはインターネット関係のテクノロジーを駆使し、脳科学の知見を利用した苦しまない受験を目指したいものです。古いしがらみにとらわれすぎるのは子供の負担を増やすだけでメリットは少ないです。日々アップデートされる情報をつかもうとしないと、私のゴルフのようにいつまでもOBに苦しむことになります。ガラパゴス島の優等生に人生を左右されないようにしましょう。