毎日がPOINT UP DAY
今日は曇り。明日はどうも雨予報である。
しかし不思議なことに天気に関係なく、気分は上々なのである。
今までにない経験。
昔は外界のネガティブに影響を受け、心が暗くなることが多かったのである。
しかしこのところなぜか朝からなんとなく幸せな気分になる。
心がオートマチックに幸せな気分を感じ取るようになった。
毎日、イベントを作って心のご機嫌を取らなくても良くなったのである。
そりゃー不健康になるわ
気の合う仲間に会えなくなったことで、一旦は孤独にさいなまれることもあったが、その中で一人で過ごしているうちに小さな幸せを感じるコツを身に付けたようである。そのきっかけになったのが食事。
塾の先生をしている関係で食べる時間がいつも深夜。
授業後、帰宅してから「いただきます」のコール。
夜11時前後になる。
闇夜に響く
「いただきまーす」
食べてすぐに寝ると「牛」になると言われ続けていたので数時間の消化を待って、床に就く。
朝の2時ごろ。
そうすると目覚めが悪い。
二度寝、三度寝、四度寝を繰り返してようやく起床。
気分は最悪である。
そんなことを繰り返しているうちに健康診断で肝臓に異常が!
γの数値が悪化してきていたのでお医者に聞いてみると
「大丈夫ですよ、お酒を飲むとこんな数字になりますから」
「あのうー、お酒は一滴も飲まないのですが」
「すぐに精密検査をしましょう」と悪夢の展開。
きっかけは、若返り
元々は若返りたいという下心で始めたのが断食。YouTubeを見ているとやたらに若返るというサムネイルが目に入る。初めは殆ど「おいおい、イスラム教徒の宣伝か」と初めは気にならず。
ある時に刺激的なサムネイルの餌食に。ビフォーアフター画像に目がいき、はい、どっぷり断食動画に浸ってしまった。
オートファジーがどうだとか。
体の老廃物を体自身が収集してまた使えるように作り変えるとか。
食べなくても体の老廃物を栄養にして生きていけるとか。
おまけにミトコンドリアが活性化されて若返る?
体がそんな高性能なリサイクル工場を抱えていたとは。
半信半疑で断食を取り入れることにした。
まず朝食はバターコーヒーとバナナのみ。
そして食事は夕方の仕事前に食べて1日の食事を終わらせる。
栄養が偏っているなあと思った場合のみ、帰ってきてからサラダを食す。
栄養だけでなく、1日のうちに食べない時間を16時間以上確保して食事のリズムも変えてみた。
初めは口寂しく何かを口に入れたい衝動に襲われる。
どうしても口が制御不能になる時はナッツを頬張り水をがぶ飲み。騙し騙しプチ断食体質に体を調教。
しかし、我慢して空腹で寝ると、朝起きたときの目覚めが良くスッキリなのである。
情報番組のキャッチフレーズが自分の体で実感できるようになった。
睡眠時間も短縮されて、六時間も寝ればスッキリする。
8時間寝てもぼーっとしていた自分はどこへやら。
ある医師が曰く、
胃腸の働きに使う1日のエネルギーはフルマラソンを走り切るエネルギーに相当するそうである。
そりゃー食べ過ぎたら体は疲労困憊、心が擦り減るのも納得。
覇王、ハーゲンダッツ
さらに心の状態を悪化させる恐怖の栄養素が糖質である。糖質は白米を食べるだけで1日分の必要量を賄えるそうだ。過剰に糖分を摂取する習慣を続けていると中毒になる。
ドラマの一幕
「手が震える。お願いだから、薬を売ってくれ」
「舌が震える。お願いだから、練乳をチューチューさせてくれ」
アイスクリームの王様「ハーゲンダッツ様」を口にするともう大変。
欲望の獣が毎日のようにハーゲンダッツを要求する。
恐るべきハーゲンダッツ。
常習性が強い麻薬のような栄養素を過剰に摂取すると体だけでなく脳にも異常をきたしてくる。幸せを感じる神経が麻痺して、刺激的なイベントがないと幸せを感じない。毎日甘いものを大量に食べているとそれは麻薬を摂取しているのとあまり変わらないらしい。
脳内を獣に占拠されてしまうのである。
間食で食べてお世話になっていた大好物の菓子パンやポテチ達とは名残惜しいがお別れ。
特にパンケーキとのお別れはつらい。
エッグスンシングスのロゴはもう見てはいけない。
テラスでそびえ立つホイップタワーが目に浮かぶ。
さらに外出先での飲み物もコンビニの清涼飲料水から、今は南部鉄瓶で沸かした白湯にチェンジ。
水分と鉄分を吸収できる魔法の水が無料でガブガブ飲める。
この南部鉄瓶、かわいいシルエットでお気に入りである。
スモールハッピーのススメ
何かの刺激的なイベントが起きなければ気分が高揚しないのは寂しい。
何もないのに気持ちよさを感じられるような心に変えていくことがスモールハッピーの第一歩。
朝、少し太陽の姿が見えただけでウキウキする。
季節の空気を感じるだけで心が震える。
暇な時間がたくさんあるなぁと思うだけでワクワクする。
スモールハッピーを重ねていくと、日常生活が穏やかに。
そのためのまず土台作りとして食に気を使ってみるのはどうだろうか。